大気光学現象とは,空気中の氷晶(小さな氷の粒)や水滴によって,太陽光などの光が「反射」「屈折」「回折」などをすることで,生じる現象一般を指します。
このページでは,氷晶由来の現象であるハロ・アークと水滴由来の現象である虹について,実際の観察記録を元にまとめてみました。
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氷晶によって生じる光学現象は,ハロ(Halo, Ice halo)と呼ばれています。
ハロには実に多種多様な種類があり,「○○ハロ」とか「○○アーク」などの名前がついています。
「太陽に暈(かさ)がかかると雨が降る」という観天望気で用いられている暈という現象も,氷晶による光学現象で,22°ハロ(内暈)と呼ばれています。
時には滅多に出会えない現象や,全天で生じるような巨大な現象もあり,自然が見せてくれる芸術に感嘆するばかりです。 以下では,氷晶によって生じる大気光学現象(Ice halos)と水滴によって生じる大気光学現象(虹など)についての学習用ページを用意しました。 |
水滴によって生じる光学現象で有名なのは虹です。
雨上がりに空にかかる巨大な虹のアーチに見惚れるという経験を誰しもしたことがあるのではないでしょうか。
虹は,理科の教科書の挿絵や表紙に必ずと言っていいほど掲載されますし,イラストや尾が映像作品にもよく描写されるメジャーな光学現象でもあります。
しかし,知名度の割には意外と知られていないこともたくさんあり,科学的にアリエナイ描写をされることが多い現象でもあります。
「虹はなぜ円形?」「色の順番は?」「ダブルレインボーって何?」「虹はどこに現れるの?」
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