2022年12月14日 ふたご座流星群
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ピークの時間帯は日本時間22時ごろで、月の出のタイミングとほぼ同じです。 よって、ピークの前後は非常に良い条件で観察することができました。 機材は新しくなっていないものの、完璧な快晴で最高の条件となりました。 21時台の流星の出現数(ZHR)は47。 うち3つの流星では永続痕を伴っており、双眼鏡で観察。 中間圏の大気の流れに沿って移動していきます。



2022年11月8日 皆既月食
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高気圧に覆われて、夕方からは完全な快晴。 絶好の皆既月食日和となりました。 皆既月食の観察はこれで3度目ですが、初めてすべての行程を快晴で観察することができました。



2022年10月25日 赤虹までの変化
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日中は好天が続きましたが、夕方に時雨れて赤虹が生じました。太陽光度はほぼ0度で、見事な赤虹となりました。



2022年10月24日 東海道沖スプライト
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深夜、西日本の日本海側や東海道沖で雷雲。 立地的に東海道沖(南東方向)の積乱雲が狙いやすかったので、雷活動はあまり活発ではありませんでしたが超高層雷放電を狙って撮影を行いました。 結果、カラム型とキャロット型のスプライトを2例補足。 特にキャロット型のスプライトは距離も近く、壮大でした。 使用したレンズは広角レンズでしたが、十分鮮明に写っています。



2022年8月17日 おしらせ
8/6、皇學館大学でジュニアドクター育成塾「科学する空 〜雲と虹の物理学〜」を行いました。
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2022年7月24日 ピラミダルハロの夕暮れ
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元画像現象名入り
四日市の自宅に戻り空を見上げた瞬間、ものすごい現象に遭遇しました! たまたま偏光サングラスをかけたのもありますが、一目で9°、18°、23°プレートアークが生じている様子が明らかだったのです! 急いでいつもの堤防まで移動し定点観測を開始。 一台は赤道儀に乗せて追尾し、もう一台は固定撮影。 そしてもう一台でたまに撮影しながら、片手にはアイスコーヒーのスタイル。
このハロは、普通の氷晶(六角柱が基本)ではなく、ピラミダル氷晶(20面体)という特殊な氷晶から生じる光学現象です。 通常の22°、46°などに生じるハロとは違うため、odd radius halos(異常半径のハロ)などとも言われます。 今回のピラミダルハロは、プレート配向(ピラミダル氷晶が水平に分布、所謂幻日を起こす姿勢であり、ピラミダル氷晶版の幻日とも言える)によるものが優勢で、長時間に渡って生じ続けました。 大阪などでも同様のハロが見られ、関西〜東海にかけて広くピラミダル氷晶の巻層雲が分布しているようでした。 前回プレートアークを観察したのは実に3年前(2019/4/19)のことでした。



2022年6月1日 劇的な放射状雲
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今日は高層雲主体の空で一日が終わる・・・と思っていたら、夕方劇的な焼けに出会うことができました。 高層雲はどんどんと消滅していき、残ったのは上空の大気の流れに沿った放射状の雲。 よく見ると乳房雲が付随しており、なんとも幻想的な光景でした。



2022年5月1日 層積雲の層状雲
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浅い気圧の谷と潜在的な前線が通過し、くもり空の一日。 夕方、西の空からだんだんと晴れてくるころに層積雲の層状雲が一面に見られました。 この層積雲は西から消えていきました。



2022年4月9日 おしらせ
日本色彩学会のシンポジウムで講演を行いました。
日本色彩学会関東支部」様にお招きいただき,「空を彩る大気光学現象の魅力」というタイトルで講演をさせていただきました。



2022年1月9日 スプライトの夜
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深夜、日本海上を寒冷前線が通過。 それに伴って、石川県沖から佐渡ヶ島、秋田県沖にかけて積乱雲が乱立しました。 スプライトを狙ってカラーCCDカメラを広角で仕掛けると、低空にスプライトが大量に出現しました! エルブスなどの高度90km近くで生じるような淡い発光も確認することができました。 同時観測も成功しています(SonotaCo)。
思い切って、望遠レンズ+WAT902H2Uで狙い撃ちしてみると、なんと20イベント近くのスプライトを記録することができました! スプライト本体から伸びるテンドリルと呼ばれる淡い発光も見て取れます。 350km以上離れた場所で生じているにも関わらず、これほど鮮明に捉えることができることに驚きです。 非常に巨大な放電現象ですね。 今後も科学する空では、超高層雷放電の撮影に挑戦していきます。